ニオイ問題 その2ー中1の3月ー

 

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「ファブリーズを買っておくので明日の朝、まず職員室に寄ってファブリーズをかけてみるように。」と担任に告げられたのどかは家に帰ってきて私に話してきました。
父に言うと「怒って怒鳴り込むかも?」と心配したのどかは「今すぐは言わんといて。もう少し先生と話して様子見てからのどかから言う。」と。
私は「ファブリーズ」は色々な意味で好ましくないので使わないようにと話しました。
のどかもそう思うと。
まずは、生徒同志の話し合いが必要なのに何故それを行わないのか?と思いながら
「どうしても必要のある場合にはうちの店で販売している天然素材のオーガニックフレグランススプレーを使ったらいいよ。」と伝えました。

 

3月6日。のどかが登校すると担任が「ファブリーズ」をたずさえて待ち構えていたそうです。そしてテスターっぽく、キンチャク袋風のものにふりかけ、のどかへ使用をすすめました。

のどか「ん・・・ちょっと(嫌だ)。うちでもあんまりそういうのはやめた方が・・・と言ってるし。」と言うと、
担任「おうちの人も嫌ってるんか・・・?」と不可解そうな返答。
結局、その日はファブリーズはかけられなかったそうです。

3月7日。あまりにも言われるのとファブリーズをかけられてはたまらないので、のどかはオーガニックスプレーを自分の意志でかけて登校しました。

休み時間に
担任「今日は何かをやってきたのか?」
のどか「うちの天然スプレーをしてきました。又、昨日はストーブの煙もあまりなかった。」
担任「そうか。」


3月8日。体育の授業後、
担任「今日もやってきたんか?」
のどか「今日もふりかけてきました。でも昨日は、少しストーブの煙は出ていたかも。」
担任「んー。昨日よりはにおうなぁ。」


3月9日。学校では特にのどかへにおいの件についての話はなかったそうなのですが・・・

夕刻6時頃、担任から「今からにおいの件で話したいので学年主任と二人で伺いたい。」と電話がありました。

6時30分頃、担任と学年主任の二人が来訪。
のどか本人も交え5人で話をしました。

主任「今回の件は、是非今すぐ何とか対処しない訳には行かない・・・ファブリーズとかはどうしても駄目なものか?」

父「他のクラスメートにガマンしがたい迷惑をかけているのなら当然なんとか対処しなければならないとは思いますが・・・」と話した上で

 

①においだけでなく話し声・色々なクセなど人間には各々の個性というものがあり、基本的にお互いを認め合い理解し合うのが基本であると信ずる旨。

 

②自分自身のことについてはとかく気付かないのが人の常なので、それをかえりみず他人のことばかりを言うのも考えもの。

ある程度はお互い様という理解のし合いも大切ではないかという旨。

 

③本人の体臭などだけでなくにおいはその生徒の家の諸事情(家業・・・肉屋・ペンキ屋をしているなど。家族の事情・・・ヘビースモーカーの父がいる。ペットを室内で飼っているなど。生活習慣・・・キムチを常食している・薪ストーブを使っている・芳香剤やデオドラントを多用するなど。)によっても様々に生じるものであり、当家のにおいもそのうちの1つと思われる。

 

④そのにおいがお互いの「共存」の程度を超えているのかどうか、私共三人ではどうしても実感できない(実際、今回の担任・主任から以外は一度も他のクラスメートや教員よりのどかのにおいが不快である旨の声は聞いたことがなかったので)ので、まずは生徒同志でフランクに話し合い苦情があるなら苦情を真摯に本人が受け止め、その上で対処を相談するのがよいのではないか?

保護者としても信ずる旨。

 

①~④担任と学年主任(以下「2人」と略称する。)に伝えていたところ、当方父の言葉をさえぎるように

主任「いろんなにおいの話はわかりましたが、もう私たち2人がこうして今、ここまでやって来ているだけで限度を超えた問題になっているということなんです。だからこそ来てるんでしょう。」との発言。


誰が「のどかのニオイが困る。」と言っているのか全く知らされない状態でその生徒の希望などで特定の名前までは言えないとしても「クラスの女子のうち5人が」と言うような具体的な指摘もなくとにかくクラスの大きな障害になっているというような発言だったので

私たちは「一体どれ位の友だちからどんな苦情・不満が具体的に出ているのか・・・。実感できない、又よく理解できないまま、対策・対策と言われても。」
と心底当惑の気持ちで一杯でそのように伝えました。

 

薪ストーブの匂い、確かに木酢のようなニオイがして苦手な人はいるかもしれないけど、のどかが一人教室にいるだけでそんなに気分が悪くなるほどのニオイなんだろうか・・・

 

ーその3へつづくー