ニオイ問題 その6-中1の3月ー

 

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323日、中学校の学校長宛に「ニオイ問題」の「意見書」を提出してから滋賀県教育委員会に向かい、県の教育委員会の方お二人と面談し、同じ内容の「意見書」を提出しました。

※「意見書」

ニオイ問題「意見書」 2017年3月23日ー中1の3月ー - のどかな学び舎 midori-ya

 

家に帰ると早速、校長から連絡が。

自宅に謝りに来られました。

「二人の教師の行き過ぎた指導で大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」と頭を下げられました。

頭を下げていただきたくて「意見書」を出したわけではないのですが、今後のこともあるのでいろいろとお話してみました。

 

まず最大の疑問として

「どうして子どもたち同志で話合う時間を持っていただけないのですか?」と聞くと、

 

校長「お父さんお母さんがおられた頃とは違いまして・・・。

昨今の教育現場は大変緊迫しており学校内で生徒同士が話し合う時間などほとんどないのです。とても話し合いの時間などとることはできないのです。」

 

「そんなに忙しいんですか???」

 

校長「はい。学習指導要領が変わってから授業時間数も増えましたし、放課後は部活動で忙しく生徒同士で話をする時間もほとんどない状態なのです。」

 

「学活など生徒同士で話合う時間が昔はあったと思うのですがそんな時間はないんですか?」

 

校長「ありません。とてもそんなことはできません。学活と言っても行事の話し合いなどをしなければならないので別の話題で話し合う時間はないのです。」

 

呆れ果てて言葉も出ませんでした。

何のために学校に行っているのでしょうか?

気の合う人も合わない人もいろいろな友達と交流し、いろいろな人がいることをそれぞれが感じ、それぞれに折り合いつけるような経験をするのが学校というところの役割の一つではないのでしょうか?「話し合う」という人間社会の中での重要な事より優先させるべきものとは何なのでしょうか?

 

その後も

校長「二人とも行き過ぎたところはありますが、とても熱心な教師ですのでどうかご理解ください。」と言われ、

 

「熱心だからと言って間違った方向の指導は困ります。」と言うと、

 

校長「それは申し訳なかったのですが、特に担任のOのどかくんのためを思って指導していたことは理解してやってください。」と。

 

いくらお話しても「ニオイ問題」の指導は行き過ぎたものではあったが、根本的に間違ったものだという認識がないようでした。

 

そして最後の最後に

「来年度、担任も私も移動になるかもしれませんが、これだけはお願いしておきたいのですが、」

もし何か問題が起きた場合、必ずまず初めに担任に話をしていただきたい。決して生徒同士では話をしないでください。

 

全く何もわかっていない。伝わらない。ということがよくわかりました。

私たちは一貫して「話し合いをしたい。」「話し合う場を持ってほしい。」とお願いしてきました。

学校側は一貫して「話し合いの場を持つことはできない。」と全く聞く耳を持つことはありませんでした。

学校側の主張は

「のどかくんの「ニオイ」が臭くてクラスみんなや担任・学年主任も迷惑している。ただちに改善してください。」ということでした。

私たちが調べた結果

のどかのことを「臭い」と言っているクラスメイトは存在しませんでした。

にもかかわらず学校側は指導そのものは全くの誤りであるという姿勢は一度も見せず、熱心に指導した結果行き過ぎたものとなってしまったと述べるのみだったのです。

 

あれから2年過ぎ、当時の担任はその年の4月より他校へ転任となり、当時の校長は現在高島市の教育長をされています。

学年主任のみそのままですが、あれ以来一度も当家へ連絡してくることはありません。

 

1年生の時の担任は最後の最後の日にのどかに

「役に立てなくて悪かったな。」

とのどか曰く「謎の」言葉をかけてきたそうです。

本気でのどかの「ニオイ」を変えさせることがのどかの為になると信じていたのかと更に恐ろしい気持ちになりました。

 

熱心な間違った指導ほど恐ろしいものはありません。

学校という閉ざされた空間の中で圧倒的に力関係の違いのある教師と生徒という立場においてこんな指導を熱心にされたら生徒の方はたまったものではありません。

そしてそれに抗議しようとしても担任を指導する立場の学年主任までも指導どころかその間違った指導をあおっている状況で抗議することすら許されず一方的に「お前が悪い。」と決めつけられるのです。

そしてすべての教師を指導するべき校長も事を荒立てないようにとこちらに頭を下げるだけで肝心の教師に対する指導は一切なかったのです。

どう考えてもおかしなことが起こっているのに学校という閉ざされた空間の中では最後まで是正されることはなく、教師は全く反省することなく終わってしまったのです。

もちろん滋賀県教育委員会に提出した文書は担任にも学年主任にも校長にも見てもらったはずですが、恐らく「せっかく子どもがいじめられないよう早めに配慮してあげてるのに理解のない親だ。」ぐらいの認識しか持っていないだろうということは明白です。

 

これがのどかが中学校1年生の3学期に起こった「ニオイ問題」の顛末です。

この問題の最中も終わってからも私たちにって「あまりにも納得のいかない出来事」だったので、いろんな方にご意見をお聞きしたりしました。それはまたこの続きへ。

 

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