「ニオイ問題はつづく・・・」 中学校卒業 現在
ニオイ問題について経緯を書き連ねてきました。
書いてみると中1の2月から3月までのたった2か月間の出来事なのですが、毎日毎日「対応」を学校から迫られた煩わしい日々でした。
何度も書いていますが、あまりにも理解できない出来事というのは状況を把握するまでに時間を要します。いろいろな人に現状を聞いたり、一般的なこととしてご意見をお聞きしたり。
「ニオイ問題」の最中にも、終わってからも、2年たった今でもこの問題についていろんな方にご意見をお聞きしました。このブログを見て「ブログ読んだよ~。」と話しかけてくださる方もたくさんいます。皆さん、学校側の対応が「おかしいよね。」という方ばかりなのですが、それぞれのお話を少し紹介させていただきます。
「ニオイ問題」が中学1年の学期末とともに収束した直後の春休み。
小学校6年の時の担任の先生とお話する機会があり、のどかの父親が小学校の時も同じように薪ストーブで暮らしていたので「小学校の時はそういう問題はなかったでしょうか。」と聞いてみました。
「一度だけそう言えば寒くなった頃に女子の数人が『先生、のどかくん不思議なにおいがするで』と言っていたことがありましたが、『ふーん。そうなん。』と言うとそれからは全くそんな話は聞いたことないですね。」と。
のどかもその後、先生と二人でお話しし、自分なりに説明したそうです。
のどかが「友達に聞いたら皆大したことではないと言われた。」と言うと、中1の時の担任が「誰に聞いたんや。」と聞いてきて・・・
「俺の言うことが信じられないんか?」と言われたと言うと、
小6の時の担任の先生は「信じられませんって言ったらよかったのに。」と。
そして話を全部聞いてくれた後に「気にしなくていいと思うよ。」と言われたそうです。
レッスンに来られている方たちにも「ストーブのニオイ気になりますか?」と聞いてみたこともありました。midori-yaに来られている方々は「全然気になりません。むしろ木の香りがしていいといつも思ってます。」と。のどかの学校での話をしてみると、
「それって先生によるイジメじゃないの?」
「指導してるつもりがのどかくんへのイジメになってるとしか思えませんよ。私たちも自分の子どもがクサイとか言われたら腹が立ちます。もっと学校とか教育委員会に抗議されたらいいんじゃないかな?」と。
2年生になってからたまたまランチのお客様がのどかの友達のお母さんでした。
1年の時から別のクラスだけどよく話していた友達でした。「ニオイ問題」の時も「そんなん言う方が悪い。気にせんでいい。」と言ってくれた友達です。
お母さんにその話をすると、
「そんなことがあったのですか。それは先生からのイジメとしか思えませんね。学校にすぐ抗議したらいいと思いますよ。」と言っておられました。
お店に来られた小さなお子様連れのお母さん。
「ブログを読んだんですけど安曇川町内なのでこの子もいずれ安曇川中学に行くことになるし、うちも薪ストーブで暮らしているのでそんな風に学校で言われるのかと思うと心配になって・・・」と。
まだ幼稚園にも行っておられないお子さんです。
「担任の先生もすでに移動になってるし学年主任はいるけどその頃には先生方も変わってるし、もっと薪ストーブへの理解も出て来ると思いますよ。」とお話しましたが、その後思い出したことがありました。
以前、鹿ケ瀬でmidori-yaをやっていた頃、自然食品コーナーの棚の前でいろいろ見てくださってたお客様お二人が話していた会話。
「このマザータッチという洗剤は界面活性剤とか使ってないしもちろん香料も使ってないしいいのよね。最近香料が苦手で殊更ローズの香りとかついてるのが嫌だし健康にも環境にもこういう洗剤の方がおすすめやと思うよ。」
「私もそう思うんだけどうちの息子が中学で部活やってると毎日汗臭いし毎日洗濯してるんだけど、こういう自然の洗剤って独特のニオイがするのか香料入ってないからあんまりニオイがとれてないのか「臭い」って言われるから。息子が可哀想やし、今は普通の洗剤使ってるんよ。」
へー。中学校でそんなこと言われるんや。
と当時のどかはまだ3歳ぐらいだったのでただただ驚きでした。
でもそんなこと言う子がいるからってそちらの言い分を正当なものとしてるのってどうなのかな・・・先生とかは何も言わないのかな・・・と思ったことを思い出しました。
「このあたりの学校なんですか?」とお聞きすると
「安曇川中学なんです。」
その時住んでいたのは高島町だったのとまさか10年後に自分たちの身に「ニオイ問題」が降りかかってくるとは思ってもいなかったのですっかり忘れていました。
まさかそういう伝統が中学校にあるというわけではないと思いますが・・・
そのことを思い出したのもあってやはり「ニオイ問題は続いていく」のだなと改めて実感しました。
うちの場合は「ニオイ」でしたし、
マザータッチを今は買えないと仰ったお客さんの場合も「ニオイ」でしたが、他と違うもので慣れてないものであればどんなことでも「ニオイ」に変わり得る「問題」だと思うのです。
少しでも人と違っていることに対して排他的になる。
10年前より現在の方がさらにエスカレートしているのかもしれません。日本中で。
ブログを読んで声をかけてくださる方は
「学校側の認識や対応に驚きました。」という方ばかりです。
でも学校側に話をしても全く理解を得られなかったのです。
「ニオイ問題」を経験した私たちとしては、
これからもおかしいと思うことには声をあげていこう。
おかしいと思うことを言われても屈しないようにしよう。
と思っています。
先日お会いした小さなお子さんがおられる同じ学区の方(先述とは別の方)からも
「中学校に行ってそういう対応されるかと思うと不安。」という声を聞きました。
何かもし不安なことが起こったら一度midori-yaに来てください。
私たちでお話聞けることがあればお聞きします。私たちの経験で役に立つことがあればと思います。
もちろんそんなことが起こらないことが一番なのですが・・・